Paraffin Wax ○パラフィンワックス○


石油から採れるワックス(ロウ)の1つ。
(写真はペレット=粒状のもの)
キャンドル作りの基本材料で、これだけで作れますが、
単独使用では気泡や亀裂やクラックが入りやすいため、
また、性質を変えて様々な技法を使えるようにするため、
添加物を加えて使用することがほとんどです。
※パウダー状のものもよく見かけます。


Stearic Powder ○ステアリン酸○


白くサラサラしたパウダー状の添加物で、牛油から抽出されます。
パラフィンに1~100%加えることができますが、通常は5~10%程度。
高濃度になるとキャンドル表面に結晶化したものが見られます。
(ぷつぷつした感じの模様のような…)
●キャンドルの気泡を消し、クラックを防ぎ、硬度を増す。
●融点の高いワックスの融点を下げる。
●収縮率が高いので型離れがよくなる。
●加えれば加えるほど不透明になり、カラーの発色がよくなる。


Microcrystalin Wax ○マイクロクリスタリンワックス(マイクロワックス○
石油から採れるワックスの1つ。
写真左は大きなブロック状のもので、精製してあるので白く、粘り気があるのでベタつく。
写真右はペレット状(粒状)のもので、未精製なので黄色っぽく、粘り気が弱くさらっとしている。
●パラフィンに5%程度加えると粘性・柔軟性を増すので、シート状から加工するキャンドルに向く。
●パラフィンに混ぜずこれ単体を溶かして着色し、カラーシートとして使うことが出来る。
●ステアリン酸同様にキャンドルの気泡を消し、クラックを防ぎ、硬度を増す。
●収縮率が低く粘性があるため、モールディング(型抜き)キャンドルには向かない。



Gel Wax ○ジェルワックス○

近頃、非常に人気のあるジェルキャンドルです。
WAX(ロウ)ではなく、炭化水素という物質から作られるそうですが、
ジェルキャンドルの国内第一人者:津田千晶さんがキャンドル四季にてそう書いておられるので
私もそう呼ばせて頂いております。
写真のものはアメリカ:penireco社のジェルワックス。
3段階の硬さがあり、これはミドルタイプです。(キャンドル四季さんで購入可)
ぷるぷるっとしてけっこう弾力があります。
写真左はジェルワックスのブロックを切り出した段階のもの。
気泡がかなり細かく大量に入っているので白濁りして見えます。
写真右はそれを火にかけ、気泡を抜いてから冷まして固めたもの。
下部分はちぎってしまったので白濁りしていますが、上部分は完璧に透明です。
●融点が90℃あるので湯せんでは扱えない。IH調理器やオーブン、直火(要注意)などで溶かす。
●非常に気泡が入りやすいので、グラス等に注ぐ時は100℃くらいがベスト。
●中にものを入れる(ストーンやガラスなど)と、ジェルを注いだ時に泡が吹き出しやすい。
別の鍋に溶かしたジェルの中に入れて泡抜きをしたり、
グラスにジェルを注いで少し温度が下がってから入れるなど工夫が必要。
●芯・座金はジェル向けのものを使用する(芯・座金ページにて紹介)。




チューブ入りのやわやわタイプも最近よく見かけます。
(写真は着色・無香タイプ)
グラスに芯を立ててジェルを絞るだけ。
湯せんにかけて一度きれいに溶かすやり方も。






MEMO


ステアリン酸
牛脂から抽出された物質。白く小さな粒状で、サラサラしている。
パラフィンに基本は5%程度添加する。
出来上がったキャンドルの亀裂・気泡を消します。
パラフィンの硬度が増します。
パラフィンが不透明になるので、発色がよくなります。
収縮率が高いため、型抜けがよくなります。
高濃度になればなるほど不透明になり、白くつぶつぶした結晶化が現れます。


マイクロクリスタリンワックス
石油から採れるワックスの1種。
パラフィンに1〜5%、あるいはそれ以上を添加。
粘性・柔軟性が増し、ローリング(orブリージー)や手びねりのキャンドルに向きます。
出来上がったキャンドルの亀裂・気泡を消します。
マイクロクリスタリンワックスだけに色づけして、カラーシート(色づけをしたロウのシートでハサミで切ってキャンドルに貼り付けたり、柔らかいのでひねって飾りつけしたりできる)が作れます。
多量に入れれば入れるほど粘性・柔軟性が増しますが、非常に収縮率が低いため、型抜けが悪くなります。器やテーブルにこぼした際、掃除も大変です。


パラフリント(特殊)
パラフィンの透明度を上げると言われていますが…個人的には効果の程は「?」でした。使い方が下手だったのかもしれません。
融点が90℃と非常に高く、湯せんでは必要温度が得られにくいため扱いが難しくなります。


ケミカルリリースパウダー(特殊)
添加することで型抜けがよくなります。少し特殊な匂いがします。